確定申告、青色と白色でどれくらい所得税が安くなるか計算してみた

私は30代の女性なのですが、在宅ワークをしてお金を稼いでおります。

最初は儲けも少なかったので確定申告の必要がなかったんですが、去年(2016年)の所得がですね、確定申告しなきゃいけない額になりまして。

今年の3月に、人生初めての確定申告をしてきました。
うまくいったことはいったんですが、白色申告だったので、控除額がとっっっても少なかったんです。

「稼ぎが少ないというのに、持って行かれる税金が多すぎる・・・」

そう感じた私は、さっそく【青色申告】をすることにしました。

確定申告には白と青がある。どう違うの?

確定申告には「白色申告」と「青色申告」があります。厳密に言えば、青色申告も2種類に分けられてますが、とりあえずそれは後で話すことにしましょう。

めっちゃくちゃ分かりやすい感じで説明すると、以下のようになります。

:確定申告とは・・・:
・稼いだお金から税金を納める為に、自分で計算して申告をすること。

:白色申告とは・・・:
・わりと簡単な帳簿付けをして、税金を計算して申告する。控除額が少ないので、稼ぎがちょっとしかなくてもけっこう税金がかかる。

:青色申告とは・・・:
・複雑な帳簿付けをして、税金を計算して申告する。控除額が多いので、稼ぎがちょっとしかない場合はあんまり税金がかからない。

私は去年1年分の所得(稼いだお金から経費などを引いた金額)が95万円ほどでした。

白色申告をした場合、控除額が38万円です。なので、95-38=57。57万円に対して税金がかかるということです。
しかし!

青色申告をした場合、控除額が65万円分、上乗せされるんです。
つまり、基礎控除額38万円プラス、65万円の控除がされるので・・・合計で103万円までの所得には、所得税がかからないのです!

(住民税の基礎控除額は33万円なので、65万円の控除と合わせて…合計で98万円までの所得には、住民税がかかりません)
もし私が去年、青色申告をしていたら・・・所得税は0円、住民税も0円になっていたはずなんです・・・。もったいないことをしてしまいました。

けっきょく、所得税と住民税、合わせて5万円ほど支払うことになりましたorz

(私が住む地域はめっちゃ住民税が高いのです)

白色申告の場合の所得税の計算

例えば私の1年間の稼いだお金が200万円だとしましょう。全然こんなに稼げてないけど、分かりやすいようにってことで。

そこから経費と社会保険料を引くと、160万円になるとします。これが所得ですね。

(※社会保険料は国民年金保険料など支払い義務のある保険料で、これを支払っている場合は控除できます)
白色申告をする場合、基礎控除38万円分しか控除できないので、160-38=122万円に対して所得税がかかります。

課税される金額が195万円までの場合は、所得税は5%しかかかりませんので、計算してみると・・・

:所得税の計算:
「1220000×0.05=61,000」

122万円の5%ということで61,000円の所得税を納めることになります。
ちなみに、現在は地震の復興のためにあと2.1%上乗せで所得税を支払うことになってますので、

「61000×0.021=1,281」

100円未満は切り捨てなので、プラス1,200円の支払いとなります。
全部で62,200円の所得税を支払うこととなります。

住民税は各都道府県など住んでいる地域によって差があります。

かなり差が大きいためここでは細かく計算しませんが、基礎控除額が33万円なので、160-33=127万円に対して住民税がかかります。

私は去年のちょっとした稼ぎだけでも5万円ほど住民税を取られたのですが、私が住む県はかなり住民税が高いようです・・・はぁ。。。
ちなみに、住民税は「住民税」という名目ではありません。市民税と県民税を足したものを、一般的に住民税と呼んでいます。

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青色申告の場合の所得税の計算

青色申告をすればどれだけ税金が節約できるのかを知るため、先ほどと同じ額で計算してみることにします。

先ほどと同じく、所得が160万円とします。
青色申告をする場合、基礎控除38万円分にプラスして65万円が控除してもらえるので、全部で103万円分を控除できます。

160-103=57万円に対して所得税がかかるということになります。
課税される金額が195万円までの場合は、所得税は5%しかかかりませんので、計算してみると・・・

:所得税の計算:
「570,000×0.05=28,500」

57万円の5%ということで28,500円の所得税を納めることになります。
現在は地震の復興のためにあと2.1%上乗せで所得税を支払うことになってますので、

「28500×0.021=598.5」

100円未満は切り捨てなので、500になりますね。
全部で所得税は29,000円しかかからないという計算になりました。

・・・ということで、白色の場合は所得税が62,200円かかるところ、青色にすれば29,000円しかかからないという計算結果となりました。

つまりは『33,200円』も節税できるんです!ちょこっとしか稼げない私にとって、この数万円はかなり大きいんです。

さらに私の住む県の住民税は高いので、少しでも控除額がアップしてくれないと困るんです!
去年は白色申告で、たった95万円しか所得がなかったのに住民税で5万円ほど持って行かれました。。。心が折れましたよ、所得税は1万5千円ほどだったというのに。

青色申告に切り替えると、住民税も節税できるのです。これは、やらない訳にはいきません!!!

青色は帳簿の付け方によって控除額が変わる

少ない稼ぎをなんとか少しでも守り抜きたい、そうしないと生活がヤバい・・・

必要に駆られた私は、控除額が大きい確定申告方法【青色申告】をすることにしたのでした。
ちなみにですね、10万円控除と65万円控除の2種類あるんですよ、青色には。でもね、いちいち「青色にしま~す」といって申請書を出して、10万円しか控除しないって、意味わからないでしょ!やるなら65万円控除でしょ!

帳簿の付け方は難しくはなるんですが、もちろん私は65万円控除される方を選んで、申請書を出しています。
皆さんも間違いなく、青色にする場合は65万円控除を選ぶと思われます。10万円控除とは違って、複式簿記っていう難しい帳簿の付け方をしなくちゃいけないんですが、今は会計ソフトでパパッとやってくれますから。

きっと出来る。私でも出来るハズさ!!と思っております。
ちなみに、青色申告をしたい場合は、まず提出せねばならない書類もありますので、それについてはまた別の記事で紹介しようと思います。⇒こちらの記事で説明しました

私がやっている事業内容について

前置きがえらく長くなりましたけれども、そんなこんなで人生初の青色申告に挑戦することになりました。でもね、実はまだ帳簿すらつけてないんですよ(※現在2017年10月下旬)。

来年の3月までにはケリをつけなければ・・・。でも今のところ、全然何も分かってません←

いやぁ、後回しにしてたらもう10月も終わりなんだからびっくりよ。月日が流れるのは早いですな。アレコレあって稼ぎも増えてないしorz
なお、私がやってる事業内容ですが、アドセンス・アフィリエイト・商品の検品・梱包・発送、たまにフリマアプリや中古買取で不用品を売るなど、そんな感じです。あ、フリマアプリとかは事業ではなく趣味?というか、雑収入ですけれども。

お金に困るとものを売るという感じです、はい。
資材を買って何かを製造して売る、というのは今はまだやっておりません。

ただ、後々はそういった原料を買って製造して売るっていうのもやってみたいと思っています。その時はそういった帳簿の付け方なんかもこのブログへ書いていこうと思います。

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