どうも!しがない個人事業主をやっております。
現在は、開業届も出して青色申告の申請書も出して、ちゃんと自営業ということでやってます。
そんな私が悩んでいたことの中の一つに「屋号の付いた口座を開設した方がいいのか?」「事業用とプライベート用の口座は分けないといけないのか?」というものがありました。
結論から言うと、私は、屋号の付いた口座は一つも持っておりません。しかし、事業用口座として使っている個人用の口座がいくつかあり、そこから生活費を引き出したりもしています。
つまりこんな感じです↓
・3つの口座に売り上げの入金があるため、事業用口座として使っている
・そのうち1つの口座から生活費を引き出している、たまに個人的な買い物もする
・屋号入りの銀行口座は全く持っていない
個人用の口座を事業に使う場合はこんな感じ
最初は全然知らなかったんですが、別に個人用の口座でも事業用として使えます。
…というか、私みたいにネット上で完結するような仕事をされている方には多いんじゃないでしょうか。
例えばアフィリエイトをやるにあたって、わざわざ先に開業届を出して、屋号入りの口座を開いたりするでしょうか?みなさんまず、今ある個人名義の口座を入金先に使うと思います。
私はそういった売上の入金用の口座を全て、事業用の口座ということにしました。
実際にはどうなるのかというと、青色申告65万円控除の時の帳簿付けで、期首残高として残高を記入したり、全ての入出金を記帳することになります。
「もしもこの事業に使う口座から生活費の引き出しなんかをしている場合は、記帳回数が増えちゃって大変だよ!だから屋号入りの口座を作りましょう。」ということで、屋号入りの銀行口座を作った方がいいという意見があるようです。
でも私のように、事業の売上の入金と、生活費を引き落とすのとが一緒になっていても、あまり問題なくする方法があります。
事業用の口座から生活費に関する記帳回数を減らす方法
事業に使う口座からのプライベートな支出についても、記帳義務があります。全ての入出金を記帳する必要があります。ですので、「出来るだけ記帳回数を減らす」ことが大事です。
そこで、完全なるプライベート用の口座を1つ持つことをオススメします。
そこから生活費の引き落としだったり、食料品を買ったりするお金をATMで引き出したりするのです。そうすれば、完全プライベートの口座については一切記帳する必要がありませんので、何も書かなくてよくなります。
ここで問題なのが『じゃぁどこから生活費を支払うのよ』ってことになります。
売上を入金してくれて、そこから生活費を出すわけですから、けっきょくは事業用口座から生活費を引き出すっていうことになる方が多いはずです。私もそうです。
そこでこうします。
『事業用の口座から、毎月1回だけ、完全プライベート用の口座にお金を移す(プライベート用の財布に入れる)』のです。
↓↓
・そこから完全プライベート用の口座にお金を移す(もしくはプライベート用の財布に入れる)
↓↓
・プライベート用の口座(財布)から光熱費やスマホ代、食費などを支払う
こうすれば、事業用の口座からプライベート用の口座にお金を移動した時だけ、帳簿付けをすればいいということになります。
つまりは月1回の記帳で済むのです!年間12回で済めば楽チンですよね(*´▽`*)
帳簿付けの入力例
私の場合はどうしているのかというと、毎月1回5万円をATMから引き出しています。引き出す日は決めてないので、ある時は5日だったり、ある時は20日だったりします。
この場合、以下のように仕訳をします(5万円引き出した場合)↓
借方:事業主貸 50,000円 / 貸方:普通預金 ○○銀行 50,000円
摘要:生活費の引き出し
やよいの青色申告オンラインで「かんたん取引入力」から入力する場合は、以下のようになります↓
取引日:実際にお金を引き出した日付
科目:事業主貸
取引手段:普通預金(○○銀行)※お金を引き出した事業用口座を選ぶ
摘要:生活費の引き出し
金額:50,000円
取引手段ですが、振込先のプライベート口座ではなく、「どこの口座からお金を引き出したか」を選びます。現金で引き出した場合も、プライベート口座に移動させた場合も、どちらも記帳の仕方は一緒です。
手数料がかかった場合についてですが、ややこしいので、私は手数料がかからない方法でやってます。
ATMで現金で引き出してから、プライベート口座に預け入れるんです。こうすれば、面倒ではありますが振込手数料などが発生しません。