私は、去年2017年の分については青色申告をします。しかし、その前の2016年の分については白色申告をしました。
こういう場合、2017年分の確定申告をする時の期首残高や元入金はどうやって設定したらいいかをまとめます。
私はやよいの青色申告オンラインというクラウド会計ソフトを使っているのですが、そこには以下のように書かれていました。
・初めて青色申告する場合で、期首残高が分かる場合は1月1日時点での残高を登録
・今年開業した場合は、開業時点での残高を登録
実は、私は今年2017年開業なのです。コンスタントに稼げるようになってから…と考えていたら、遅くなってしまいました。青色申告申請書は、3月初旬に出しています。
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全然稼げない
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2016年の1年分の稼ぎがやっと確定申告をするべき額に達したので白色申告をした
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2017年の1年分は青色申告がしたい
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2017年3月初旬に開業届と青色申告申請書を提出。開業日は2月下旬
やよいのメール相談を利用し、なおかつ管轄の税務署にも電話してみたところ、「あなたの場合は2017年の1月1日からの売上も事業収入にしていいよ」とのことでした。
…ということで、私の場合は、開業は2017年2月下旬だけど、帳簿付け的には2017年1月1日にはもう事業を開始していたということで帳簿付けをしていくことになりました。
(※管轄の税務署ごとに判断が違う場合もありますので、詳しくは税務署へ電話をして聞いてみて下さい。私が電話した時の話は⇒こちらの記事にまとめています)
まずは口座やカードの設定をする
・今年開業した場合は、開業時点での残高を登録
……ということですが、1月1日からすでに事業開始していた感じで帳簿付けをしてねということですので、開業が1月1日ということになります。期首残高の考えと同じで『1月1日時点での残高を登録』でOKってことになります。
この場合の、やよいの青色申告オンラインでの入力方法を以下にまとめていきます。
↑トップページの先に設定すると書かれたところにある「設定」をクリック。
「口座・カードの設定」をクリックします。
前年に白色申告をしていた場合、売上の振り込まれる銀行口座を持っていると思います。主に売り上げを入金してもらっている口座をすべて登録します。
全くの私用の口座は登録しません。記帳の必要がないからです。
入出金のほとんどが事業用の場合は、事業用口座として登録しておきます。なお、事業用として登録した口座の入出金に関しては、全て記帳しないといけません。
事業用のクレジットカードなどを持っている場合も、ここで入力しておきます。
事業用口座の期首残高を設定
次は設定の「残高の設定」をクリックします。
↑「流動資産」のところに、さっき入力した口座名が出てますので、そこに1月1日時点での残高を入力します。事業用の口座、全部を入力します。
次は「売掛金」の入力です。
前年に白色申告していた方の場合で、売上として申告はしたんだけど、まだ実際には口座に振り込まれていなかった売上金があると思います。それをここに合計して記入します。取引先ごとに書かなくていいです、全て合計して記入します。
元入金(もといれきん)を自動で計算して登録
固定資産や負債はなかったので、次は「資本」をクリック。(ある人は記入してね!)
「元入金を自動計算」をクリックすれば、勝手に元入金を出してくれますので、「登録」をクリックして完了です。
私の場合、1月1日時点での、未入金の売掛金と事業用口座の残高=元入金となりました。
元入金というのは何かというと、会社で言うところの資本金に当たります。つまりは事業を始めるために用意していたお金です。
私は何も用意はしてなかったんですが、売上の入金用に使ってきた口座がありました。その口座に入っているお金は事業用のお金です。ですので、資本金ともいえる訳です。たまに生活費として引き出しますけどね。
ですので、事業用の口座に入っていたお金=元入金となったわけです。
売掛金も元入金になります。なぜなら1月1日時点で「まだ入金はされてないけど、いずれ入金されて事業用に使えるお金になることが確定している」からです。すでに私の手中にあるということになります。
・事業用口座3つの1月1日時点での残高の合計
・1月1日時点での未入金の売掛金
以上の2つを足したものが、元入金となりました。
ちなみに、事業用の現金は私は1円も用意していません。用意していた場合は「残高の設定」の「流動資産」の「現金」のところに記入します。
元入金は、流動資産や固定資産や負債などを全て合計した額と必ず一致します。やよいでは勝手に自動で計算してくれますので、わざわざ自分で足したり引いたりする必要はありません。